異なる形式の人工林成長データのデータベース構築とWeb公開システムの開発
これまで多くの試験地において成長データが様々な形態で収集されてきたが,管理状況やデータの形式が違うので多目的な活用が難しかった。情報処理技術とインターネットを活用し,すでに収集・蓄積されている成長データをデータベースの形態で利用者に提供することによって,有効活用の途が開けると考えられる。本研究では,東京大学千葉演習林の成長測定試験地資料と国有林による地域別の収穫表調製に使われた人工林の標準地資料を対象データとして,多様な形式のデータを収納できる人工林成長データベースを構築した。また,Java言語及び関連のフレームワークを使用してオブジェクト指向分析設計の技法で,インターネットを介してデータベー...
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Veröffentlicht in: | 東京大学農学部演習林報告 2014-06 (131), p.1-27 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | これまで多くの試験地において成長データが様々な形態で収集されてきたが,管理状況やデータの形式が違うので多目的な活用が難しかった。情報処理技術とインターネットを活用し,すでに収集・蓄積されている成長データをデータベースの形態で利用者に提供することによって,有効活用の途が開けると考えられる。本研究では,東京大学千葉演習林の成長測定試験地資料と国有林による地域別の収穫表調製に使われた人工林の標準地資料を対象データとして,多様な形式のデータを収納できる人工林成長データベースを構築した。また,Java言語及び関連のフレームワークを使用してオブジェクト指向分析設計の技法で,インターネットを介してデータベースを扱うWebアプリケーションを開発した。さらに,人工林データベースとWebアプリケーションでWeb公開システムを構築し,人工林成長データをデータの利用者に公開する方法について検討した。開発されたデータベースとWebアプリケーションは汎用性と拡張性を有するので,対象データ以外の形式のデータも容易に追加することが可能であり,将来的には大学演習林等において試験地データの管理が一元的に行われ,データ活用も進むことが期待される。 |
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ISSN: | 0371-6007 |