Glucoseを含む後処理によるバラ切り花の日持ち延長効果
バラの日持ち保証販売に対応する技術として,Glucoseと抗菌剤を主成分とする後処理を検討した。糖の種類としてはGlucoseとFructoseが有効で,このうちGlucoseについて調査を進めた。水道水+20g/L Glucose+50mg/L 硫酸アルミニウム+0.1ml/L イソチアゾリン系抗菌剤(商品名: ケーソンCG)を後処理液として調査したところ,‘サムライ08’ではベントネックを減少させ,‘アヴァランチェ+’,‘サムライ08’で7日目までに観賞限界になる花を激減させる効果が認められた。この効果は,相対湿度50%の低湿度または気温28℃の高温環境下で開花させた場合でも有効で,季節変...
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Veröffentlicht in: | 静岡県農林技術研究所研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry 2014-03 (7), p.1-11 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | バラの日持ち保証販売に対応する技術として,Glucoseと抗菌剤を主成分とする後処理を検討した。糖の種類としてはGlucoseとFructoseが有効で,このうちGlucoseについて調査を進めた。水道水+20g/L Glucose+50mg/L 硫酸アルミニウム+0.1ml/L イソチアゾリン系抗菌剤(商品名: ケーソンCG)を後処理液として調査したところ,‘サムライ08’ではベントネックを減少させ,‘アヴァランチェ+’,‘サムライ08’で7日目までに観賞限界になる花を激減させる効果が認められた。この効果は,相対湿度50%の低湿度または気温28℃の高温環境下で開花させた場合でも有効で,季節変動の影響も少なく,現在流通している21の主力品種で有効であった。28℃の厳しい環境下では水道水での日持ち日数は平均7.7日であったが,後処理によって12.4日に延長された。また,21品種のうち17品種で日持ち日数が平均10日間以上,最短の品種でも8.3日となり,7日間の日持ち保証販売をするための技術として実用的であることが明らかになった。 |
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ISSN: | 1882-8264 |