リンドウの花弁に発生する着色不良症状の発生要因と対策の方向性

リンドウの花弁の着色不良症状を引き起こす要因の解明と対策技術の開発を目的として研究を行った。着色不良症状の原因となる高温に対する感受性の高い生育ステージは、採花18~26日前の花弁抽出期前後であると考えられた。さらに、このステージにおいて、着色不良症状の発生危険度が高まる気温及び日照条件を明らかにした。着色不良症状を軽減する対策方法として60%遮光処理が有効だったが、処理方法によって効果に差がみられたため、さらなる検討が必要である。着色不良症状への耐性は品種間差が大きく、栽培品種の変更は有効な対策になり得ると考えられた。...

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Veröffentlicht in:福島県農業総合センター研究報告 = Bulletin of the Fukushima Agricultural Technology Centre 2013-03 (5), p.29-41
Hauptverfasser: 矢島, 豊, 鈴木, 安和, 山口, 繁雄, 宗方, 宏之, 矢吹, 隆夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:リンドウの花弁の着色不良症状を引き起こす要因の解明と対策技術の開発を目的として研究を行った。着色不良症状の原因となる高温に対する感受性の高い生育ステージは、採花18~26日前の花弁抽出期前後であると考えられた。さらに、このステージにおいて、着色不良症状の発生危険度が高まる気温及び日照条件を明らかにした。着色不良症状を軽減する対策方法として60%遮光処理が有効だったが、処理方法によって効果に差がみられたため、さらなる検討が必要である。着色不良症状への耐性は品種間差が大きく、栽培品種の変更は有効な対策になり得ると考えられた。
ISSN:1882-5613