系統豚カナガワヨークを利用した高品質豚肉生産技術の確立(2) : 系統豚カナガワヨーク(W) を利用した優良種豚の生産
大ヨークシャー種系統豚カナガワヨークは,「一日平均増体重」,「背脂肪の厚さ」,「ロース断面積」を改良目標として平成3年度に完成,翌4年度から維持を開始し,これまで19年間,系統豚としての斉一性を保ち,血縁係数,近交係数の過度な上昇を抑制し,維持してきた。一方で,県内生産者からは,より大柄で強健性に富む大ヨークシャー種種豚に対するニーズが近年高まってきた。そこで,系統豚カナガワヨークに民間等の優良種豚を交配し,産肉能力,体型等を調査した。結果として,外部の優良種豚との交配で生産された種豚(WW1)は,カナガワヨーク維持豚に比べ発育に優れ,管囲が大きいという特徴が見られた。遠縁交配で産肉能力,強健...
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Veröffentlicht in: | 神奈川県農業技術センター畜産技術所研究報告 = Bulletin of Livestock Industry Technology Station, Kanagawa Agricultural Technology Center Kanagawa Agricultural Technology Center, 2013-08 (2), p.34-38 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 大ヨークシャー種系統豚カナガワヨークは,「一日平均増体重」,「背脂肪の厚さ」,「ロース断面積」を改良目標として平成3年度に完成,翌4年度から維持を開始し,これまで19年間,系統豚としての斉一性を保ち,血縁係数,近交係数の過度な上昇を抑制し,維持してきた。一方で,県内生産者からは,より大柄で強健性に富む大ヨークシャー種種豚に対するニーズが近年高まってきた。そこで,系統豚カナガワヨークに民間等の優良種豚を交配し,産肉能力,体型等を調査した。結果として,外部の優良種豚との交配で生産された種豚(WW1)は,カナガワヨーク維持豚に比べ発育に優れ,管囲が大きいという特徴が見られた。遠縁交配で産肉能力,強健性が回復したものと考えられる。また,外部の優良種豚との交配で生産された雌豚に再度カナガワヨークを交配したところ,産子(WW2)は同様に発育,菅囲でカナガワヨーク維持群を上回った。 |
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ISSN: | 2186-2133 |