岡山県産米に対する外食等業者及び米穀卸売業者のニーズの分析とその対応方向
岡山県産米に対する外食等業者及び米穀卸のニーズを分析し,その評価にもとづいて県産米を有利に生産・販売するための課題とその対応方向を検討した。外食等業者のニーズを受けた県内の米穀卸の課題は,(1)各外食等業者が必要とする「県内産」の品種とその量を確保すること,(2)要望の低い品種から要望の高い品種へ作付けをシフトすること,(3)安全・安心のニーズに対しての対応として検査米の取り扱いの割合を高めることであった。これらへの対応策として,(1)農協系集荷業者等,全集連系集荷業者が連携して県内の米穀卸から当年産取り扱い品種とその数量の実績及び次年産の取扱予定品種とその必要数量,購入予算等を取りまとめる(...
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Veröffentlicht in: | 岡山県農林水産総合センター農業研究所研究報告 = Bulletin of the Research Institute for Agriculture Okayama Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry, and Fisheries Forestry, and Fisheries, 2013-12 (4), p.39-47 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 岡山県産米に対する外食等業者及び米穀卸のニーズを分析し,その評価にもとづいて県産米を有利に生産・販売するための課題とその対応方向を検討した。外食等業者のニーズを受けた県内の米穀卸の課題は,(1)各外食等業者が必要とする「県内産」の品種とその量を確保すること,(2)要望の低い品種から要望の高い品種へ作付けをシフトすること,(3)安全・安心のニーズに対しての対応として検査米の取り扱いの割合を高めることであった。これらへの対応策として,(1)農協系集荷業者等,全集連系集荷業者が連携して県内の米穀卸から当年産取り扱い品種とその数量の実績及び次年産の取扱予定品種とその必要数量,購入予算等を取りまとめる(契約栽培を含む)。(2)そのデータを基に単協へ集荷を要請し,各単協は生産者へ推進する岡山県産米品種の作付け,これらを農協へ出荷する意義やメリット(集荷量が増加することにより販売ロットがまとまって交渉が進めやすくなり,精算金の上乗せが期待できる等)等を丁寧に説明する。(3)一層の共同乾燥施設の利用促進や軒先集荷の強化により,県内の米穀卸に対し岡山県産米を安定的に供給できる体制を確立することが必要と考えられる。 |
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ISSN: | 2185-8039 |