ネギアザミウマの薬剤感受性およびハウス栽培ニラにおけるネギアザミウマに対する防虫ネットの防除効果

1. 茨城県内のネギアザミウマに対し,スピノサド水和剤,クロチアニジン水溶剤,ベンフラカルブマイクロカプセル剤などの防除効果が高く,トルフェンピラド乳剤,クロルフェナピル水和剤, ピリダリル水和剤,ペルメトリン乳剤などで低かったが,薬剤感受性には個体群間差があった。2. また,施設栽培ニラにおいて,ハウスサイド等への目合い0.8mm防虫ネットの展張は,アザミウマ類に対する防除効果があり,ハウス内温度の上昇は僅かであった。3. 目合い0.8mmの防虫ネットと有効薬剤を組み合わせた防除体系は,ニラの安定栽培に貢献できると考えられた。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告 = Bulletin of the Horticultural Institute, Ibaraki Agricultural Center Ibaraki Agricultural Center, 2013-12 (20), p.35-42
Hauptverfasser: 鹿島, 哲郎, 草野, 尚雄, 小西, 博郷, 星野, 真酉, 冨田, 恭範
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1. 茨城県内のネギアザミウマに対し,スピノサド水和剤,クロチアニジン水溶剤,ベンフラカルブマイクロカプセル剤などの防除効果が高く,トルフェンピラド乳剤,クロルフェナピル水和剤, ピリダリル水和剤,ペルメトリン乳剤などで低かったが,薬剤感受性には個体群間差があった。2. また,施設栽培ニラにおいて,ハウスサイド等への目合い0.8mm防虫ネットの展張は,アザミウマ類に対する防除効果があり,ハウス内温度の上昇は僅かであった。3. 目合い0.8mmの防虫ネットと有効薬剤を組み合わせた防除体系は,ニラの安定栽培に貢献できると考えられた。
ISSN:0919-4975