福島第一原子力発電所事故前後の富士山野生きのこ子実体中の放射性セシウム濃度

チェルノブイリ事故以後から富士山において実施している野生きのこを指標とした放射性セシウムに関するモニタリングの結果を報告した。福島事故以前には,高海抜地域の野生きのこで放射性セシウム濃度が高く,福島事故以後には,低海抜地域の野生きのこで放射性セシウム濃度が高かった。また,富士山の野生きのこに含まれるCs-137濃度に対するチェルノブイリ事故の寄与率と福島事故の寄与率を計算し,前者(17%)に比べて後者(73%)が高い数値であることを示した。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nippon Kingakkai kaiho 2013-11, Vol.54 (2), p.47-53
Hauptverfasser: 柴田, 尚, 戸澤, 一宏, 杉山, 英男
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:チェルノブイリ事故以後から富士山において実施している野生きのこを指標とした放射性セシウムに関するモニタリングの結果を報告した。福島事故以前には,高海抜地域の野生きのこで放射性セシウム濃度が高く,福島事故以後には,低海抜地域の野生きのこで放射性セシウム濃度が高かった。また,富士山の野生きのこに含まれるCs-137濃度に対するチェルノブイリ事故の寄与率と福島事故の寄与率を計算し,前者(17%)に比べて後者(73%)が高い数値であることを示した。
ISSN:0029-0289