河床砂礫の透水性の測定とそれに基づく浸透特性の評価

フローティングタイプの頭首工の安定性は,固定堰下の河床砂礫を通過する浸透流による動水こう配と揚圧力分布に支配される。河床砂礫を通過する浸透流を予測するためには,その透水性を適切に評価しなければならない。しかし,河床砂礫は,最大粒径が数百mmにおよぶことから,通常のφ50あるいはφ100mmのモールドを用いた透水試験ではその透水性を測定することは難しい。本研究では,大粒径粒子を含む河床砂礫の透水性の試験法を提案し,測定した透水係数に基づき,固定堰下で生じる浸透特性(動水こう配と水圧の分布)を調べるとともに,河床砂礫の透水性を規定する因子(粒径)について考察する。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University Niigata University, 2013-10, Vol.66 (1), p.49-55
Hauptverfasser: 森井, 俊広, 小越, 将仁, 鈴木, 哲也, 河合, 隆行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:フローティングタイプの頭首工の安定性は,固定堰下の河床砂礫を通過する浸透流による動水こう配と揚圧力分布に支配される。河床砂礫を通過する浸透流を予測するためには,その透水性を適切に評価しなければならない。しかし,河床砂礫は,最大粒径が数百mmにおよぶことから,通常のφ50あるいはφ100mmのモールドを用いた透水試験ではその透水性を測定することは難しい。本研究では,大粒径粒子を含む河床砂礫の透水性の試験法を提案し,測定した透水係数に基づき,固定堰下で生じる浸透特性(動水こう配と水圧の分布)を調べるとともに,河床砂礫の透水性を規定する因子(粒径)について考察する。
ISSN:0385-8634