2012年に伊万里湾佐賀県海域で発生したHeterocapsa circularisquama赤潮

伊万里湾佐賀県海域においてHeterocapsa circularisquama赤潮が発生した。本赤潮は8月30日に確認され,8月30日の最高細胞密度は,大浦浜真珠作業筏の3,150cells/mLであった。9月1日における最高細胞密度は大浦浜真珠養殖筏における586cells/mLであったが,着色域は確認されなかった。9月3日調査時には,最高細胞密度が4cells/mLと減少し,9月10日に引き続き低位であったため,9月9日をもって赤潮の終息とした。二枚貝類への影響も報告されているが,同海域でKarenia mikimotoi赤潮が発生していたため,H. circulariquama赤潮によ...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:佐賀県玄海水産振興センター研究報告 = Bulletin of Saga Prefectural Genkai Fisheries Research and Development Center 2013-03 (6), p.123-124
Hauptverfasser: 西山, 嘉乃, 河口, 真弓, 吉田, 幸史, 野口, 浩介, 寺田, 雅彦, 明田川, 貴子, 江口, 泰蔵
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:伊万里湾佐賀県海域においてHeterocapsa circularisquama赤潮が発生した。本赤潮は8月30日に確認され,8月30日の最高細胞密度は,大浦浜真珠作業筏の3,150cells/mLであった。9月1日における最高細胞密度は大浦浜真珠養殖筏における586cells/mLであったが,着色域は確認されなかった。9月3日調査時には,最高細胞密度が4cells/mLと減少し,9月10日に引き続き低位であったため,9月9日をもって赤潮の終息とした。二枚貝類への影響も報告されているが,同海域でKarenia mikimotoi赤潮が発生していたため,H. circulariquama赤潮による影響の評価は困難である。
ISSN:1342-9205