ホシガレイの小型再生鱗を指標とするパンチング標識の有効性

ホシガレイの新たな外部標識として,有眼側に生じる小型の再生鱗を指標とするパンチング標識の有効性を焼印標識との比較により検討した。平均全長 9.8 cm の稚魚にパンチングおよび焼印標識を装着し,治癒痕を観察した結果,3 ヵ月後には小型の再生鱗が発現し,標識後 2 年で視認性の低下はなかった。パンチング標識は装着時における有眼側の穿孔径がばらつかないため視認性が高く,標識に起因する死亡や成長の低下も見られないこと,作業効率が 504 尾/h/人と高いことから,放流効果調査に有効な標識と考えられた。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2013, Vol.79(3), pp.394-399
Hauptverfasser: 清水, 大輔, 藤浪, 祐一郎, 青野, 英明
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ホシガレイの新たな外部標識として,有眼側に生じる小型の再生鱗を指標とするパンチング標識の有効性を焼印標識との比較により検討した。平均全長 9.8 cm の稚魚にパンチングおよび焼印標識を装着し,治癒痕を観察した結果,3 ヵ月後には小型の再生鱗が発現し,標識後 2 年で視認性の低下はなかった。パンチング標識は装着時における有眼側の穿孔径がばらつかないため視認性が高く,標識に起因する死亡や成長の低下も見られないこと,作業効率が 504 尾/h/人と高いことから,放流効果調査に有効な標識と考えられた。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.79.394