地球温暖化が道内主要作物に及ぼす影響とその対応方向(2030年代の予測)(4) : 飼料作物における影響予測

2030年代に予測される飼料作物の収量性と今後の技術的対応について検討した。牧草では,1番草の萌芽期および出穂期が全道平均で現在より各々12日,13日早まるが,年間収量は日射量の低下で現在の8~9割程度にとどまると見込まれるため,晩生品種の導入等による収量確保が必要となる。飼料用とうもろこしの収量は気温上昇により10~14%,または熟期の遅い品種への変更により14~23%程度増加すると見込まれたが,播種,雑草防除,収穫に係る適期作業の実施が前提となる。...

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Veröffentlicht in:北農 2012-07, Vol.79 (3), p.281-288
Hauptverfasser: 寺見, 裕, 中辻, 敏朗
Format: Magazinearticle
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:2030年代に予測される飼料作物の収量性と今後の技術的対応について検討した。牧草では,1番草の萌芽期および出穂期が全道平均で現在より各々12日,13日早まるが,年間収量は日射量の低下で現在の8~9割程度にとどまると見込まれるため,晩生品種の導入等による収量確保が必要となる。飼料用とうもろこしの収量は気温上昇により10~14%,または熟期の遅い品種への変更により14~23%程度増加すると見込まれたが,播種,雑草防除,収穫に係る適期作業の実施が前提となる。
ISSN:0018-3490