バイオディーゼル燃料利用によるディーゼル機関性能: メタノール蒸気の影響

バイオディーゼル燃料製造時に使用されるトリグリセリドやメタノールが残留したバイオディーゼル燃料をトラクタ用ディーゼル機関に供試し,動力計で機関出力軸に負荷をかけて機関性能に及ぼす影響を調査した。メタノール割合の高いバイオディーゼル燃料では,いずれの機関回転速度においても,燃料噴射量の低下により,機関トルク低下がした。その原因として,運転中に燃料温度が上昇することにより,メタノール蒸気が発生,滞留することで,機関本来の燃料噴射量を確保できないことが明らかとなった。...

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Veröffentlicht in:Nōgyō Kikai Gakkaishi 2012/09/01, Vol.74(5), pp.371-377
Hauptverfasser: 清水, 一史, 千葉, 大基, 杉浦, 泰郎, 高橋, 弘行, 積, 栄, 原野, 道生
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:バイオディーゼル燃料製造時に使用されるトリグリセリドやメタノールが残留したバイオディーゼル燃料をトラクタ用ディーゼル機関に供試し,動力計で機関出力軸に負荷をかけて機関性能に及ぼす影響を調査した。メタノール割合の高いバイオディーゼル燃料では,いずれの機関回転速度においても,燃料噴射量の低下により,機関トルク低下がした。その原因として,運転中に燃料温度が上昇することにより,メタノール蒸気が発生,滞留することで,機関本来の燃料噴射量を確保できないことが明らかとなった。
ISSN:0285-2543
1884-6025
DOI:10.11357/jsam.74.371