レーザー距離計を用いた現場土水路の水路床勾配の計測方法
アフリカでは降雨強度が強く,用排水路(土水路),畔などが侵食により崩壊するという現象がみられる。このため,耐侵食性を有し,持続的に維持管理が可能な,農民自らの技術で建設できる水路の開発が求められている。水路の流れの把握,開発した技術の効果の検証を行うためには水路の粗度係数を算定する必要がある。しかしながら,現地で土水路の粗度係数を算定するための水路床勾配を計測することは困難であった。このためレーザー距離計と現地で容易に手に入る材料を用いて現地で簡易に水路床勾配を計測する手法を考案した。これにより土水路が多い途上国において,水路の粗度係数を簡易に算定する際に利用できる。また,粗度係数が算定できる...
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Veröffentlicht in: | Suido no chi 2012, Vol.80(9), pp.715-718,a1 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | アフリカでは降雨強度が強く,用排水路(土水路),畔などが侵食により崩壊するという現象がみられる。このため,耐侵食性を有し,持続的に維持管理が可能な,農民自らの技術で建設できる水路の開発が求められている。水路の流れの把握,開発した技術の効果の検証を行うためには水路の粗度係数を算定する必要がある。しかしながら,現地で土水路の粗度係数を算定するための水路床勾配を計測することは困難であった。このためレーザー距離計と現地で容易に手に入る材料を用いて現地で簡易に水路床勾配を計測する手法を考案した。これにより土水路が多い途上国において,水路の粗度係数を簡易に算定する際に利用できる。また,粗度係数が算定できることにより,用水計画の策定に役立つほか,土水路の劣化進行の指標として利用が可能である。 |
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ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.80.9_715 |