2010年に気仙沼湾で発生したProrocentrum dentatumによる赤潮とマガキ変色の関係について

2010年に気仙沼湾で発生したP. dentatumによる赤潮発生から収束までの表面水温と塩分を中心とした環境条件について報告した。2010年の10月には養殖カキの軟体部が変色する現象が起こり,P. dentatumの摂取とマガキの変色との関係について検証を行った。1)P. dentatumは9月中旬から発生し,11月上旬に収束した。生息水温は,17.6~24.1℃,塩分は25.36~33.50の範囲であった。2)養殖マガキが変色した原因色素はペリジニンであると推察された...

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Veröffentlicht in:宮城県水産研究報告 2012-03 (12), p.41-45
Hauptverfasser: 中家, 浩, 横山, 雄彦, 押野, 明夫, 千葉, 充子, 永島, 宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:2010年に気仙沼湾で発生したP. dentatumによる赤潮発生から収束までの表面水温と塩分を中心とした環境条件について報告した。2010年の10月には養殖カキの軟体部が変色する現象が起こり,P. dentatumの摂取とマガキの変色との関係について検証を行った。1)P. dentatumは9月中旬から発生し,11月上旬に収束した。生息水温は,17.6~24.1℃,塩分は25.36~33.50の範囲であった。2)養殖マガキが変色した原因色素はペリジニンであると推察された
ISSN:1346-4329