東京大学演習林富士癒しの森研究所・千葉演習林における年平均気温の長期データの推定

東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所および千葉演習林札郷,清澄において,過去,様々な方法,機器で観測されてきた気温データから,器差補正をする方法および1日1~5回の観測値から年平均気温を推定する方法を提案し,推定式の係数を求め,3地点の年平均気温の推定値を長期にわたって求めた。富士癒しの森研究所の推定値は2008年を除き,山中アメダスにおける観測値と0.11度以上の差はなかった。観測露場の移転や観測機器の変更が行われた場合は,二重観測期間があれば,そのデータを用いて,変更前後のデータを接続できることが示された。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:東京大学農学部演習林報告 2012-06 (127), p.45-56
Hauptverfasser: 蔵治, 光一郎, 鎌田, 直人, 芝野, 博文, 山田, 利博, 山本, 清龍, 山中, 千恵子, 算用子, 麻未
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所および千葉演習林札郷,清澄において,過去,様々な方法,機器で観測されてきた気温データから,器差補正をする方法および1日1~5回の観測値から年平均気温を推定する方法を提案し,推定式の係数を求め,3地点の年平均気温の推定値を長期にわたって求めた。富士癒しの森研究所の推定値は2008年を除き,山中アメダスにおける観測値と0.11度以上の差はなかった。観測露場の移転や観測機器の変更が行われた場合は,二重観測期間があれば,そのデータを用いて,変更前後のデータを接続できることが示された。
ISSN:0371-6007