有明海北東部タイラギ漁場における海底堆積物中溶存硫化物の経月変化

2007年の12月から1年間,有明海北東部荒尾沖のタイラギ(Atrina pectinata)漁場における海底堆積物中溶存硫化物の鉛直分布を経月的に調査した。溶存硫化物濃度は,低泥温期には2 mgS L-1以下で推移したが,泥温が上昇するにつれて9 mgS L-1まで上昇した。本結果より,タイラギの斃死が堆積物中溶存硫化物濃度の増加に誘発された可能性のあることが示唆された。...

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Veröffentlicht in:Rikusuigaku zasshi 2012, Vol.73(1), pp.23-30
Hauptverfasser: 管原, 庄吾, 圦本, 達也, 鮎川, 和泰, 木元, 克則, 千賀, 有希子, 奥村, 稔, 清家, 泰
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:2007年の12月から1年間,有明海北東部荒尾沖のタイラギ(Atrina pectinata)漁場における海底堆積物中溶存硫化物の鉛直分布を経月的に調査した。溶存硫化物濃度は,低泥温期には2 mgS L-1以下で推移したが,泥温が上昇するにつれて9 mgS L-1まで上昇した。本結果より,タイラギの斃死が堆積物中溶存硫化物濃度の増加に誘発された可能性のあることが示唆された。
ISSN:0021-5104
1882-4897
DOI:10.3739/rikusui.73.23