小輪系ユリ「プチソレイユ」の長期安定栽培技術
山口県で育成した小輪系ユリ「プチソレイユ」において、当年度球根、切り下球根、氷温貯蔵球根を用い、長期間安定的に栽培する技術体系を確立した(第1図)。9月8日掘り上げの当年度球根の低温処理方法は15℃で2週間予冷した後2~5℃で8週間以上が適する。当年度球根を用いた促成栽培では10月から3月にかけて随時定植することで、2月上旬から5月中旬にかけて良質(輪数3輪以上、切り花長50cm以上)な切り花が得られる。切り下球根の年内開花作型は開花4週間後に掘り上げた球周8cm以上の球根を用い、12℃で4週間その後2℃で8週間低温処理した後、7月下旬から9月上旬に定植すると、9月上旬から10月下旬にかけて良...
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Veröffentlicht in: | 山口県農林総合技術センター研究報告 2012-03 (3), p.38-45 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 山口県で育成した小輪系ユリ「プチソレイユ」において、当年度球根、切り下球根、氷温貯蔵球根を用い、長期間安定的に栽培する技術体系を確立した(第1図)。9月8日掘り上げの当年度球根の低温処理方法は15℃で2週間予冷した後2~5℃で8週間以上が適する。当年度球根を用いた促成栽培では10月から3月にかけて随時定植することで、2月上旬から5月中旬にかけて良質(輪数3輪以上、切り花長50cm以上)な切り花が得られる。切り下球根の年内開花作型は開花4週間後に掘り上げた球周8cm以上の球根を用い、12℃で4週間その後2℃で8週間低温処理した後、7月下旬から9月上旬に定植すると、9月上旬から10月下旬にかけて良質な切り花が得られる。切り下球根のりん片剥皮処理は、輪数調整および、葉焼け症状の改善に効果がある。当年度球根の年内開花作型は、開花4週間後に掘り上げ、5℃で12週間低温処理を行った後、9月中旬に定植すると11月中旬に良質な切り花が得られる。球周8~10cm以上の氷温貯蔵球根を7月中旬から8月上旬に定植すると、8月下旬から9月上旬に良質な切り花が得られる。 |
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ISSN: | 2185-0437 |