イネ葉身のデジタル画像を用いた初期生育の診断法の確立

イネの直播栽培は,水稲栽培の作業を省力化する方法の一つであるが,生育の初期から雑草との競合に晒されるため,直播に用いる品種には,雑草との競合に強い旺盛な初期生育性が求められる。本研究では,幼苗期の葉身デジタル画像を用いて葉面積の測定を行うことで,直播品種に特微的な幅広い葉を安定的かつ簡易に評価することができた。日本型品種と直播品種との間では葉面積に約1.8培の差が認められた。本研究で用いた方法は、調査における時間短縮も期待でき,調査に用いる機材は,比較約入手が容易で安価な汎用品であるため,コスト面でも,既存のベルトコンベア式の光学測定機器などと比べて優位であると考えられる。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:京大農場報告 = Bulletin of the Experimental Farm, Kyoto University Kyoto University, 2011-12 (20), p.39-41
Hauptverfasser: 若原, 浩義, 加賀田, 恒, 内藤, 実加, 齊藤, 大樹, 桂, 圭佑, 中崎, 鉄也
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:イネの直播栽培は,水稲栽培の作業を省力化する方法の一つであるが,生育の初期から雑草との競合に晒されるため,直播に用いる品種には,雑草との競合に強い旺盛な初期生育性が求められる。本研究では,幼苗期の葉身デジタル画像を用いて葉面積の測定を行うことで,直播品種に特微的な幅広い葉を安定的かつ簡易に評価することができた。日本型品種と直播品種との間では葉面積に約1.8培の差が認められた。本研究で用いた方法は、調査における時間短縮も期待でき,調査に用いる機材は,比較約入手が容易で安価な汎用品であるため,コスト面でも,既存のベルトコンベア式の光学測定機器などと比べて優位であると考えられる。
ISSN:0915-0838