ディスク式中耕培土機の開発と基礎試験(1) : 開発機の概要,チゼルの併用と作業速度に関する試験

わが国において中耕培土作業に広く利用されているロータリ式中耕機の問題点として,湿潤土壌時に土を練ること,作業速度が遅いことがある。これらの問題を改善するため,前後に設けた2対のディスクが作物条間を通過する際に土壌の抵抗で回転し,土を横に反転移動させることにより中耕培土を行うディスク式中耕培土機を開発した。チゼルの併用および作業速度に関する試験を行い,(1)ディスクの食込みが悪いほ場では,チゼルを作用させることにより培土性能を維持できること,(2)砕土性能は作業速度を高めても変わらないこと,(3)培土性能は作業速度が1.0~1.6m/s程度の時に最も安定することなどが明らかになった。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nōgyō Kikai Gakkaishi 2012-01, Vol.74 (1), p.56-65
Hauptverfasser: 後藤, 隆志, 手島, 司, 藤井, 幸人, 大西, 正洋, 遠藤, 準, 越智, 健市, 鋤柄, 忠良
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:わが国において中耕培土作業に広く利用されているロータリ式中耕機の問題点として,湿潤土壌時に土を練ること,作業速度が遅いことがある。これらの問題を改善するため,前後に設けた2対のディスクが作物条間を通過する際に土壌の抵抗で回転し,土を横に反転移動させることにより中耕培土を行うディスク式中耕培土機を開発した。チゼルの併用および作業速度に関する試験を行い,(1)ディスクの食込みが悪いほ場では,チゼルを作用させることにより培土性能を維持できること,(2)砕土性能は作業速度を高めても変わらないこと,(3)培土性能は作業速度が1.0~1.6m/s程度の時に最も安定することなどが明らかになった。
ISSN:0285-2543