ベトナムにおけるCDM事業の国連登録と今後の展望・課題
国際農林水産業研究センター,ベトナム国カントー大学およびカントー市がプロジェクト参加者となり形成したクリーン開発メカニズム(CDM)事業「カントー市における農村開発に資する農家用バイオガス事業」が,国連CDM理事会に登録された。本事業は,カントー市内の961戸の農家に,バイオガス・ダイジェスターと呼ばれる豚の排せつ物を嫌気的に発酵させ,バイオガスを発生させる装置を導入することにより,温室効果ガスの排出削減を図るもので,わが国が形成した初のバイオガス利用による低所得農家向けのCDM事業である。本報では,国連CDM理事会への登録に至るまでの取組み,今後の展望および課題を中心に報告する。...
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Veröffentlicht in: | 水土の知 : 農業農村工学会誌 : journal of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering 2013, Vol.81(3), pp.207-210,a2 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 国際農林水産業研究センター,ベトナム国カントー大学およびカントー市がプロジェクト参加者となり形成したクリーン開発メカニズム(CDM)事業「カントー市における農村開発に資する農家用バイオガス事業」が,国連CDM理事会に登録された。本事業は,カントー市内の961戸の農家に,バイオガス・ダイジェスターと呼ばれる豚の排せつ物を嫌気的に発酵させ,バイオガスを発生させる装置を導入することにより,温室効果ガスの排出削減を図るもので,わが国が形成した初のバイオガス利用による低所得農家向けのCDM事業である。本報では,国連CDM理事会への登録に至るまでの取組み,今後の展望および課題を中心に報告する。 |
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ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.81.3_207 |