北見地方における6~7月の降雹がたまねぎの生育・収量・品質に及ぼす影響 : 平成19~23年の被害解析

北見地方における6~7月の降雹が,たまねぎの生育・収量・品質に及ぼす影響を,降雹時期と熟期・品種別に調査した。(1)6月上旬では,極早生品種・早生品種は茎葉の損傷が大きい程一球重が減少し,中生品種は損傷程度と収量・品質との関係は判然としなかった。(2)6月下旬では,各熟期・品種とも肌腐れ症が多発する傾向にあり,被害程度が大きいほど一球重は低下した。(3)7月上旬では,軟腐病が多発した。(4)7月下旬では,早生品種は球肥大を抑制するケースがあったものの腐敗球の発生は少なく,中生・晩生品種では腐敗球の増加傾向が認められた。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:北農 2013-01, Vol.80 (1), p.29-36
Hauptverfasser: 植松, 徹, 中川, 涼子, 石川, 大介, 池田, 信, 堀内, 学
Format: Magazinearticle
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:北見地方における6~7月の降雹が,たまねぎの生育・収量・品質に及ぼす影響を,降雹時期と熟期・品種別に調査した。(1)6月上旬では,極早生品種・早生品種は茎葉の損傷が大きい程一球重が減少し,中生品種は損傷程度と収量・品質との関係は判然としなかった。(2)6月下旬では,各熟期・品種とも肌腐れ症が多発する傾向にあり,被害程度が大きいほど一球重は低下した。(3)7月上旬では,軟腐病が多発した。(4)7月下旬では,早生品種は球肥大を抑制するケースがあったものの腐敗球の発生は少なく,中生・晩生品種では腐敗球の増加傾向が認められた。
ISSN:0018-3490