青森県の圃場整備における新工法の導入について
青森県では,これまで津軽平野における約1万haに及ぶ県営西津軽地区ほ場整備事業や,ガット・ウルグアイラウンド対策の一環として,県や市町村負担の嵩上げにより,農業者負担金を当時,全国最低の5%程度とした緊急農地集積ほ場整備事業などを意欲的に実施してきた。その結果,30a程度以上に整備された水田の割合は,全国平均並みの62%となった一方,暗渠排水などにより汎用化された水田は全体の約4割にとどまっている。このことから,本報では,一般的に水稲の乾田直播栽培,汎用耕地などにおける土壌水分の制御方式として有効であるとされている「地下灌漑」と低コストで圃場整備を実施するための新工法である「反転均平工法」の実...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | Suido no chi 2012, Vol.80(12), pp.1013-1016,a2 |
---|---|
Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 青森県では,これまで津軽平野における約1万haに及ぶ県営西津軽地区ほ場整備事業や,ガット・ウルグアイラウンド対策の一環として,県や市町村負担の嵩上げにより,農業者負担金を当時,全国最低の5%程度とした緊急農地集積ほ場整備事業などを意欲的に実施してきた。その結果,30a程度以上に整備された水田の割合は,全国平均並みの62%となった一方,暗渠排水などにより汎用化された水田は全体の約4割にとどまっている。このことから,本報では,一般的に水稲の乾田直播栽培,汎用耕地などにおける土壌水分の制御方式として有効であるとされている「地下灌漑」と低コストで圃場整備を実施するための新工法である「反転均平工法」の実証試験結果を報告する。 |
---|---|
ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.80.12_1013 |