タンクモデル法を用いたキャベツ畑の土壌水分量推定

畑地灌漑計画を策定する際に,土壌の水収支を適切に把握することは重要であるが,これまでは,一般的に日消費水量は,各期別の期間中は一定値とされるなど,必ずしも現実の複雑な土壌水収支を十分反映したものとなっていないのが現状であった。そこで,今回は,その計画策定の前提となる灌水時期や灌水量の決定などに資することを目的として,北海道芽室地区のキャベツ畑を事例として,現場技術者でも比較的取り組みやすい手法としてのタンクモデル法を用いた土壌の水収支を解析するモデルを同定した。本報では,畑地灌漑の現場技術者にも,参考となるような事例紹介を目的として,モデルの同定とモデルによる推定精度を検証し,結果として,良好...

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Veröffentlicht in:Suido no chi 2012, Vol.80(12), pp.1009-1012,a2
Hauptverfasser: 有森, 正浩, 宮本, 博文, 橋本, 敏行
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:畑地灌漑計画を策定する際に,土壌の水収支を適切に把握することは重要であるが,これまでは,一般的に日消費水量は,各期別の期間中は一定値とされるなど,必ずしも現実の複雑な土壌水収支を十分反映したものとなっていないのが現状であった。そこで,今回は,その計画策定の前提となる灌水時期や灌水量の決定などに資することを目的として,北海道芽室地区のキャベツ畑を事例として,現場技術者でも比較的取り組みやすい手法としてのタンクモデル法を用いた土壌の水収支を解析するモデルを同定した。本報では,畑地灌漑の現場技術者にも,参考となるような事例紹介を目的として,モデルの同定とモデルによる推定精度を検証し,結果として,良好な推定精度のモデルが構築された。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.80.12_1009