作物残留性の外挿に係る検討(2)
なす科果菜類に属するナス,ピーマン,トマト(ミニトマト)を同一圃場にて栽培し,農薬散布後の作物中農薬濃度を経時的に測定した。試料採取時における各作物の平均重量はトマトに対してピーマンは約1.5倍,ナスは約6倍大きく,作物中農薬濃度は重量が小さい作物で高くなる傾向が見られた。農薬散布後の経過日数に伴う農薬濃度の推移は作物により異なった。農薬散布から試料採取までの期間における重量変化が小さいトマトでは,ピーマンと比較して農薬濃度の減衰が緩やかであった。なす科果菜類において作物のグループ化および作物残留性の外挿を検討する際には,作物(食用部位)の重量および農薬散布から試料採取までの期間における重量変...
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Veröffentlicht in: | 農薬調査研究報告 = Research report of agricultural chemicals 2011-03 (2), p.13-18 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | なす科果菜類に属するナス,ピーマン,トマト(ミニトマト)を同一圃場にて栽培し,農薬散布後の作物中農薬濃度を経時的に測定した。試料採取時における各作物の平均重量はトマトに対してピーマンは約1.5倍,ナスは約6倍大きく,作物中農薬濃度は重量が小さい作物で高くなる傾向が見られた。農薬散布後の経過日数に伴う農薬濃度の推移は作物により異なった。農薬散布から試料採取までの期間における重量変化が小さいトマトでは,ピーマンと比較して農薬濃度の減衰が緩やかであった。なす科果菜類において作物のグループ化および作物残留性の外挿を検討する際には,作物(食用部位)の重量および農薬散布から試料採取までの期間における重量変化を考慮する必要性が示唆された。 |
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ISSN: | 2185-0348 |