未利用森林資源の地域循環型有効利用 : 演習林と農場の連携による取り組み

森林と農地の境界領域にかかわる課題の1つに,未利用森林資源の地域循環型有効利用がある。信州大学では,演習林と農場の連携のもと,林地残材のチップ化による森林整備推進と,畜舎の敷料や堆肥への木質チップ利用という一連の研究が進められている。その一部として,木質チップの生産量把握についての試験では,胸高直径からチップ量を精度よく推定する式は得られなかった。しかし,素材と木質チップとの間に有意なアロメトリー式が得られ,容積比で素材のおよそ2.7倍のチップ量が得られることが確かめられた。...

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Veröffentlicht in:信州大学農学部AFC報告 2011-03 (9), p.117-122
Hauptverfasser: 荒瀬, 輝夫, 小林, 元, 濱野, 光市, 春日, 重光, 内川, 義行, 木村, 和弘, 岡野, 哲郎, 木下, 渉, 野溝, 幸雄, 酒井, 敏信, 前田, 佳伸
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:森林と農地の境界領域にかかわる課題の1つに,未利用森林資源の地域循環型有効利用がある。信州大学では,演習林と農場の連携のもと,林地残材のチップ化による森林整備推進と,畜舎の敷料や堆肥への木質チップ利用という一連の研究が進められている。その一部として,木質チップの生産量把握についての試験では,胸高直径からチップ量を精度よく推定する式は得られなかった。しかし,素材と木質チップとの間に有意なアロメトリー式が得られ,容積比で素材のおよそ2.7倍のチップ量が得られることが確かめられた。
ISSN:1348-7892