倒伏に強く大粒良質で高蛋白なダイズ新品種「里のほほえみ」の育成
「里のほほえみ」は、東北農業試験場作物開発部大豆育種研究室(現 東北農業研究センタ一大豆育種研究東北サブチーム)において、ダイズモザイクウイルス抵抗性で大粒良質の品種育成を目標に、ダイズモザイクウイルス抵抗性の「東北129号」を母、極大粒系統の「刈交0264MYF6」を父とした人工交配を1996年に行い、以後、選抜・固定を図り、2009年に育成した品種である。「里のほほえみ」は、ダイズモザイクウイルスのA、B、C及びD系統に対して抵抗性である。倒伏抵抗性は強で、最下着莢位置が高く、裂莢性が難である。子実は大粒良質で蛋白質含量が「エンレイ」並に高く、豆腐加工に適する。「里のほほえみ」の栽培適地は...
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Veröffentlicht in: | 東北農業研究センター研究報告 2011-03 (113), p.1-15 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「里のほほえみ」は、東北農業試験場作物開発部大豆育種研究室(現 東北農業研究センタ一大豆育種研究東北サブチーム)において、ダイズモザイクウイルス抵抗性で大粒良質の品種育成を目標に、ダイズモザイクウイルス抵抗性の「東北129号」を母、極大粒系統の「刈交0264MYF6」を父とした人工交配を1996年に行い、以後、選抜・固定を図り、2009年に育成した品種である。「里のほほえみ」は、ダイズモザイクウイルスのA、B、C及びD系統に対して抵抗性である。倒伏抵抗性は強で、最下着莢位置が高く、裂莢性が難である。子実は大粒良質で蛋白質含量が「エンレイ」並に高く、豆腐加工に適する。「里のほほえみ」の栽培適地は南東北地方等である。山形県では、ダイズモザイクウイルス抵抗性が不充分な主力品種「エンレイ」の一部及び中粒品種で蛋白質含量が低めの「スズユタカ」に置き換えて普及が見込まれる。 |
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ISSN: | 1347-3379 |
DOI: | 10.24514/00001246 |