馬葉状条虫卵糞便検査法の比較
馬の葉状条虫Anoplocephala perfoliata診断用糞便検査法を評価するために、剖検時に回盲部に5~1,700の葉状条虫成虫の寄生を確認できた11頭の馬の直腸便について、飽和食塩水(比重1.2)を用いたマクマスター法(M法)、飽和硝酸ナトリウム液比重(1.4)、飽和硫酸亜鉛液(1.18)または蔗糖液(1.2)を用いたウィスコンシン変法(W法)を行い、検出虫卵数を比較した。M法では1,700虫体寄生材料からも虫卵は検出されなかった。W法では23匹以上の寄生が認められた糞便材料から3種溶液ともに、虫卵が検出された。検出虫卵数や鏡検の容易さから蔗糖液を使用したW法が葉状条虫卵の検出に最...
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Veröffentlicht in: | 家畜衛生学雑誌 2011-03, Vol.36 (4), p.131-135 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | eng |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 馬の葉状条虫Anoplocephala perfoliata診断用糞便検査法を評価するために、剖検時に回盲部に5~1,700の葉状条虫成虫の寄生を確認できた11頭の馬の直腸便について、飽和食塩水(比重1.2)を用いたマクマスター法(M法)、飽和硝酸ナトリウム液比重(1.4)、飽和硫酸亜鉛液(1.18)または蔗糖液(1.2)を用いたウィスコンシン変法(W法)を行い、検出虫卵数を比較した。M法では1,700虫体寄生材料からも虫卵は検出されなかった。W法では23匹以上の寄生が認められた糞便材料から3種溶液ともに、虫卵が検出された。検出虫卵数や鏡検の容易さから蔗糖液を使用したW法が葉状条虫卵の検出に最適であると評価された。 |
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ISSN: | 1347-6602 |