釣獲されたサワラの船上における致死方法の検討

釣獲したサワラの船上における適正な処理方法を検討した。4 種の異なる致死条件(延髄刺殺,脱血,温度ショック,苦悶死)のうち,延髄刺殺区のサワラの背肉が最も破断強度が高く,身割れが小さかった。また,苦悶死区のサワラの肉が最も身割れが大きい傾向が認められた。致死条件によって K 値,乳酸量の差異は認められなかった。以上の結果から,延髄刺殺を行うことで筋肉破断強度の低下を遅延させるとともに身割れを防止できることが示唆された。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2011, Vol.77(6), pp.1083-1088
Hauptverfasser: 岡本, 満, 齋藤, 寛之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:釣獲したサワラの船上における適正な処理方法を検討した。4 種の異なる致死条件(延髄刺殺,脱血,温度ショック,苦悶死)のうち,延髄刺殺区のサワラの背肉が最も破断強度が高く,身割れが小さかった。また,苦悶死区のサワラの肉が最も身割れが大きい傾向が認められた。致死条件によって K 値,乳酸量の差異は認められなかった。以上の結果から,延髄刺殺を行うことで筋肉破断強度の低下を遅延させるとともに身割れを防止できることが示唆された。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.77.1083