AFLP解析によるク口マグロ, Thunnus orientalis 雄特徴的DNA断片の探索

太平洋クロマグロ雌雄に特徴的なDNA断片を検出する目的でAFLP解析を行った。雌雄4個体ずつ計8個体よりゲノムDNAを調整し,64プライマーセットで2次増幅した結果1038のバンドを検出し,内183が個体間で多型を示した。二次増幅をEcoRI+AGGとMseI+CATプライマーで行った際に雄32個体中29個体,雌32個体中3個体において確認される437bpの断片を同定した。この断片を定量した結果,雄に於いて検出され易く,また断片の量も検出される雌より有意に(P<0.01)多かった。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2011-07, Vol.77 (4), p.639-646
Hauptverfasser: 阿川, 泰夫, 小宮, 貴文, 本領, 智記, 倉田, 道雄, 岡田, 貴彦, 村田, 修, 熊井, 英水, 澤田, 好史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:太平洋クロマグロ雌雄に特徴的なDNA断片を検出する目的でAFLP解析を行った。雌雄4個体ずつ計8個体よりゲノムDNAを調整し,64プライマーセットで2次増幅した結果1038のバンドを検出し,内183が個体間で多型を示した。二次増幅をEcoRI+AGGとMseI+CATプライマーで行った際に雄32個体中29個体,雌32個体中3個体において確認される437bpの断片を同定した。この断片を定量した結果,雄に於いて検出され易く,また断片の量も検出される雌より有意に(P<0.01)多かった。
ISSN:0021-5392