国内分離Aspergillus niger菌株の各種寒天培地でのフモニシン産生

Aspergillus nigerは産業微生物として重要な糸状菌の一種である。近年,典型的フザリウム属菌産生マイコトキシンであるフモニシンB2が,A. nigerによって産生されるという報告が出された。しかしこれまでに国内で分離されたA. nigerについてフモニシンB2産生の報告は無い。今回われわれは,国内分離A. niger 7菌株についてフモニシンB2産生性を解析した。菌株を各種寒天培地で培養後培地ごと収穫し,AOAC995.15法に準じた方法で分析した。その結果,調査した7株中1株がフモニシンB2産生陽性であり,FB2産生性には培地の組成依存性が認められた。...

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Veröffentlicht in:Maikotokishin 2011/07/31, Vol.61(2), pp.47-52
Hauptverfasser: 久城, 真代, 中川, 博之, 長嶋, 等, 斉藤, 道彦
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Aspergillus nigerは産業微生物として重要な糸状菌の一種である。近年,典型的フザリウム属菌産生マイコトキシンであるフモニシンB2が,A. nigerによって産生されるという報告が出された。しかしこれまでに国内で分離されたA. nigerについてフモニシンB2産生の報告は無い。今回われわれは,国内分離A. niger 7菌株についてフモニシンB2産生性を解析した。菌株を各種寒天培地で培養後培地ごと収穫し,AOAC995.15法に準じた方法で分析した。その結果,調査した7株中1株がフモニシンB2産生陽性であり,FB2産生性には培地の組成依存性が認められた。
ISSN:0285-1466
1881-0128
DOI:10.2520/myco.61.47