ばんえい競走馬の胃潰瘍に対するオメプラゾール製剤の効果

北海道帯広市におけるばんえい競馬場に所属する重種馬の胃潰瘍に対するオメプラゾール製剤の効果について検討した.供試馬として内視鏡下において胃潰瘍が認められた13頭に対しオメプラゾール製剤を経口投与し(4mg/kg/dayを4週間投与後,1mg/kg/dayを次の4週間投与),同様にして胃潰瘍の認められた6頭に対し,生理食塩水20ml を傾向投与した(対照群).オメプラゾール投与後2週,3週,4週及び8週において対照群に比較して有意に胃潰瘍グレードは低値を示した.以上のことから,重種競走馬におけるオメプラゾールの治療及び再発予防効果が確認された....

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 2011/08/20, Vol.64(8), pp.625-628
Hauptverfasser: 崔, 薫, 中尾, 奨吾, 都築, 直, 大塚, 健史, 大下, のえ, 森田, 美範, 佐々木, 直樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:北海道帯広市におけるばんえい競馬場に所属する重種馬の胃潰瘍に対するオメプラゾール製剤の効果について検討した.供試馬として内視鏡下において胃潰瘍が認められた13頭に対しオメプラゾール製剤を経口投与し(4mg/kg/dayを4週間投与後,1mg/kg/dayを次の4週間投与),同様にして胃潰瘍の認められた6頭に対し,生理食塩水20ml を傾向投与した(対照群).オメプラゾール投与後2週,3週,4週及び8週において対照群に比較して有意に胃潰瘍グレードは低値を示した.以上のことから,重種競走馬におけるオメプラゾールの治療及び再発予防効果が確認された.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma.64.625