竹繊維を利用した建築材料の吸音特性

環境省の「地域の産学官連携による環境技術開発基盤整備モデル事業」において、竹繊維を有効利用した建築材料を各種製造条件で試作するとともに、それぞれの吸音率を測定し、その結果について比較検討を行っている。試作の過程で繊維量が多く厚い試作品の吸音率が高くなったが、最も吸音率の高い試作品においても、同厚の市販グラスウール製品と比較すると、吸音率が下回る結果が得られている。しかし、成長の早い竹の有効利用法を検討することは、回復可能な資源の活用でもあり、放置された竹林の管理にも役立つものと考える。...

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Veröffentlicht in:愛知県環境調査センター所報 = Bulletin of Aichi Environmental Research Center 2011-03 (38), p.31-34
Hauptverfasser: 芳澤, 宏之, 馬越, 元成, 岡本, 春彦, 浅井, 規和, 成瀬, 治興
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:環境省の「地域の産学官連携による環境技術開発基盤整備モデル事業」において、竹繊維を有効利用した建築材料を各種製造条件で試作するとともに、それぞれの吸音率を測定し、その結果について比較検討を行っている。試作の過程で繊維量が多く厚い試作品の吸音率が高くなったが、最も吸音率の高い試作品においても、同厚の市販グラスウール製品と比較すると、吸音率が下回る結果が得られている。しかし、成長の早い竹の有効利用法を検討することは、回復可能な資源の活用でもあり、放置された竹林の管理にも役立つものと考える。
ISSN:2186-4624