KHV病既発生水域における野生コイのKHV保菌調査 : 桃ノ木川・広瀬川・荒砥川・神沢川
群馬県では2004年にコイヘルペスウイルス病(KHV病)が初めて発生して以来、各地の養殖場や河川でコイ(Cyprinus carpio)が大量斃死し、産業的、水圏環境的に甚大な被害が続いた。その後、KHV病の発生は減少傾向にあるが、引き続き県内の養殖場・河川等で散見されている。群馬県では2007年にKHV病の発生したコイ養殖場からKHV罹患コイが河川に流出する事案が発生しており、流出したコイを採捕しKHV保菌状況を調べたところ、KHV陽性が確認された。そのため、KHV罹患コイが流出したと考えられる水域についてはコイの持ち出し禁止水域に指定された。また、前報より、一度KHV病の発生した水域ではK...
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Veröffentlicht in: | 群馬県水産試験場研究報告 2009-03 (15), p.20-21 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 群馬県では2004年にコイヘルペスウイルス病(KHV病)が初めて発生して以来、各地の養殖場や河川でコイ(Cyprinus carpio)が大量斃死し、産業的、水圏環境的に甚大な被害が続いた。その後、KHV病の発生は減少傾向にあるが、引き続き県内の養殖場・河川等で散見されている。群馬県では2007年にKHV病の発生したコイ養殖場からKHV罹患コイが河川に流出する事案が発生しており、流出したコイを採捕しKHV保菌状況を調べたところ、KHV陽性が確認された。そのため、KHV罹患コイが流出したと考えられる水域についてはコイの持ち出し禁止水域に指定された。また、前報より、一度KHV病の発生した水域ではKHV感染耐過コイが生残している可能性が高く、KHV既発生水域ではKHVが常在化している可能性が示唆されている。このような背景から当該持ち出し禁止水域における野生コイのKHV保菌状況を把握することは、今後のKHV病防疫対策を考える上で重要であるため、該当水域でKHV保菌調査を行った。 |
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ISSN: | 1342-1085 |