青果物の非破壊品質評価技術に関する開発研究

青果物の圧縮特性,振動特性,光学特性,温度特性などの物理特性に基づき,青果物内部の非破壊品質評価技術の確立と装置開発を行った。圧縮特性に関しては,キウイフルーツ等を対象として,弾性範囲内の圧縮変形量を捉えて柔らかさを評価する手法を確立し,汎用型柔らかさ評価装置,軟らかさ選別装置,携帯型軟らかさ判定器を開発した。振動特性に関しては,西洋ナシ(ラ・フランス)を対象として,対象物を軽打した時の振動ピーク周波数と果実質量から食べ頃を評価する技術を確立し,食べ頃を評価する装置を開発した。光学特性に関しては,パインアップルを対象として,透過光により熟度や内部障害を評価する技術を確立し,定置型熟度・内部障害...

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Veröffentlicht in:農業機械化研究所研究報告 = Technical report of the Institute of Agricultural Machinery 2011-02 (40), p.1-64
Hauptverfasser: 大森, 定夫, 平田, 晃, 鷹尾, 宏之進, 中元, 陽一, 藤岡, 修
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:青果物の圧縮特性,振動特性,光学特性,温度特性などの物理特性に基づき,青果物内部の非破壊品質評価技術の確立と装置開発を行った。圧縮特性に関しては,キウイフルーツ等を対象として,弾性範囲内の圧縮変形量を捉えて柔らかさを評価する手法を確立し,汎用型柔らかさ評価装置,軟らかさ選別装置,携帯型軟らかさ判定器を開発した。振動特性に関しては,西洋ナシ(ラ・フランス)を対象として,対象物を軽打した時の振動ピーク周波数と果実質量から食べ頃を評価する技術を確立し,食べ頃を評価する装置を開発した。光学特性に関しては,パインアップルを対象として,透過光により熟度や内部障害を評価する技術を確立し,定置型熟度・内部障害評価装置と携帯型熟度・内部障害評価装置を開発した。温度特性に関しては,西洋ナシ(ラ・フランス)を対象として,積算温度を捉えることで食べ頃を評価する手法を確立し,追熟程度評価ラベルを開発した。なお,汎用型軟らかさ評価装置と携帯型軟らかさ判定器は市販化された。
ISSN:1341-0148