新規液体食品用容器PID(Pouch in Dispenser)の微生物に対する保護特性の検討

液体食品用容器PID(Pouch in Dispenser)の通常使用時、および人為的汚染時における内容物保護特性の検討を行った。開封後、静置あるいは風を当てた場合、ならびに内容物を注ぎ出した場合も、PIDへの菌の侵入は確認されなかった。人為的に菌液を注ぎ口に塗布した場合、供試菌が内部に侵入した。乾燥させた布を用いて供試菌を塗布した場合、内部への侵入が確認されなかったことから、清潔な乾燥した布で注ぎ口をふいた場合は微生物が侵入する可能性は低いと考えられた。注ぎ口に触れない注意喚起表示や、内容物によっては水分活性、pH等の調整、保存料の使用が必要であると考えられた。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 2011-04, Vol.52 (2), p.108-111
Hauptverfasser: 富成, 啓太, 田中, 朝土, 篠田, 祐馬, 二瀬, 克規, 根井, 大介, 一色, 賢司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:液体食品用容器PID(Pouch in Dispenser)の通常使用時、および人為的汚染時における内容物保護特性の検討を行った。開封後、静置あるいは風を当てた場合、ならびに内容物を注ぎ出した場合も、PIDへの菌の侵入は確認されなかった。人為的に菌液を注ぎ口に塗布した場合、供試菌が内部に侵入した。乾燥させた布を用いて供試菌を塗布した場合、内部への侵入が確認されなかったことから、清潔な乾燥した布で注ぎ口をふいた場合は微生物が侵入する可能性は低いと考えられた。注ぎ口に触れない注意喚起表示や、内容物によっては水分活性、pH等の調整、保存料の使用が必要であると考えられた。
ISSN:0015-6426