切り返しせん定がブドウサンショウ樹の発芽と着果に及ぼす影響

ブドウサンショウ樹を切り返しせん定し,切り返し程度が翌年の発芽や着果に及ぼす影響を検討した.結果母枝長によって3段階に分け,3段階の各々に対してせん定程度を無せん定,弱せん定,中せん定および強せん定の4区を設けた.切り返しせん定処理を行った翌年の発芽率,着花穂新梢率,花数および果房当たり果粒数を比較した.その結果,弱せん定区で花数,果房当たりの果粒数および結果母枝当たりの果粒数が多くなった.結果母枝長に関しては中程度の長さで花数,果房中果粒数および結果母枝当たりの果粒数が多い傾向を示した.発芽率はせん定程度が強いほど高くなり,着花穂新梢率は中せん定区および強せん定区で高い傾向であった....

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Veröffentlicht in:Engeigaku kenkyuu 2010, Vol.9(4), pp.485-488
Hauptverfasser: 前田, 隆昭, 米本, 仁巳, 樋口, 浩和, 北林, 利樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:ブドウサンショウ樹を切り返しせん定し,切り返し程度が翌年の発芽や着果に及ぼす影響を検討した.結果母枝長によって3段階に分け,3段階の各々に対してせん定程度を無せん定,弱せん定,中せん定および強せん定の4区を設けた.切り返しせん定処理を行った翌年の発芽率,着花穂新梢率,花数および果房当たり果粒数を比較した.その結果,弱せん定区で花数,果房当たりの果粒数および結果母枝当たりの果粒数が多くなった.結果母枝長に関しては中程度の長さで花数,果房中果粒数および結果母枝当たりの果粒数が多い傾向を示した.発芽率はせん定程度が強いほど高くなり,着花穂新梢率は中せん定区および強せん定区で高い傾向であった.
ISSN:1347-2658
1880-3571
DOI:10.2503/hrj.9.485