ヤマトトウキの調製過程におけるアンジオテンシンI変換酵素(ACE)阻害活性と品質特性の変化
ヤマトトウキの根部を、収穫後、はざ掛け後、湯揉み後、風乾後および熟成後の調製過程の5時期に5〜7個体分サンプリングして、乾物率、ACE阻害活性、糖含量およびピラジン類の割合を検討した。ACE阻害活性は湯揉み後から風乾後と、風乾後から熟成後にかけて有意に高まった。最終サンプルは収穫後と比較すると約6倍にACE阻害活性が高まり、収穫後の調製過程が薬理的にも重要であることが判明した。全糖含量は、収穫からはざ掛けの期間に約4倍に増加したが、その後は熟成までの期間に変化はなかった。品質評価の指標となるピラジン類は、風乾まではほとんど検出されず、風乾から熟成の期間で急激に増加した。...
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Veröffentlicht in: | 近畿中国四国農業研究 2010-09 (17), p.9-14 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ヤマトトウキの根部を、収穫後、はざ掛け後、湯揉み後、風乾後および熟成後の調製過程の5時期に5〜7個体分サンプリングして、乾物率、ACE阻害活性、糖含量およびピラジン類の割合を検討した。ACE阻害活性は湯揉み後から風乾後と、風乾後から熟成後にかけて有意に高まった。最終サンプルは収穫後と比較すると約6倍にACE阻害活性が高まり、収穫後の調製過程が薬理的にも重要であることが判明した。全糖含量は、収穫からはざ掛けの期間に約4倍に増加したが、その後は熟成までの期間に変化はなかった。品質評価の指標となるピラジン類は、風乾まではほとんど検出されず、風乾から熟成の期間で急激に増加した。 |
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ISSN: | 1347-6238 |