種雄牛の体細胞クローン牛の肥育相似性およびクローン技術の認識度
黒毛和種種雄牛「松寿丸」の耳細胞を用いて得られた体細胞クローン牛1頭について肥育試験を実施し、その発育成績および枝肉成績について調査し、体細胞クローン牛の正常性および相似性を検討した。体細胞クローン牛は肥育期間中良好な発育を示し、肥育終了時体重は896kgであった。枝肉成績は、枝肉重量547kg、BMSNo.5であり、特に胸最長筋面積、ばらの厚さに関して、良好な成績であり、「松寿丸」の間接検定成績に相似していた。また、畜産関係者117名を対象にクローン牛に関する意識調査を行った結果、認識度において、「クローン技術」に対する認識度は高かったが、実際問題として「受精卵クローン牛肉の表示販売」や「体...
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Veröffentlicht in: | 長崎県農林技術開発センター研究報告 2010-03 (1), p.105-111 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 黒毛和種種雄牛「松寿丸」の耳細胞を用いて得られた体細胞クローン牛1頭について肥育試験を実施し、その発育成績および枝肉成績について調査し、体細胞クローン牛の正常性および相似性を検討した。体細胞クローン牛は肥育期間中良好な発育を示し、肥育終了時体重は896kgであった。枝肉成績は、枝肉重量547kg、BMSNo.5であり、特に胸最長筋面積、ばらの厚さに関して、良好な成績であり、「松寿丸」の間接検定成績に相似していた。また、畜産関係者117名を対象にクローン牛に関する意識調査を行った結果、認識度において、「クローン技術」に対する認識度は高かったが、実際問題として「受精卵クローン牛肉の表示販売」や「体細胞クローンによる生産物の出荷自粛」に対する認識度は低い傾向であった。 |
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ISSN: | 1884-8605 |