アリザリン・コンプレクソンを用いたニゴロブナCarassius auratus grandoculis の耳石への多重標識装着条件と放流サイズの推定方法

ニゴロブナの種苗放流技術開発に必要な耳石への ALC 標識を検討した。発眼期の卵とふ化 5 日目以降の魚に 4 日以上の間隔で標識すると,その回数に応じて明確に識別できる多重標識が付き,その組合せで多種類の標識が可能であった。5 重標識は放流魚の成長と生残に影響を与えなかった。放流時に最終標識し,再捕魚のその標識サイズを測定すれば,放流群毎の標準体長 SL mm と耳石長 OL mm の一次回帰式または SL=33.9 OL+521 OL/D+21.2/D−2.69(D:放流時の日齢)から,精度良く放流時の体長が推定できた。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2010, Vol.76(4), pp.637-645
Hauptverfasser: 藤原, 公一, 臼杵, 崇広, 根本, 守仁, 北田, 修一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:ニゴロブナの種苗放流技術開発に必要な耳石への ALC 標識を検討した。発眼期の卵とふ化 5 日目以降の魚に 4 日以上の間隔で標識すると,その回数に応じて明確に識別できる多重標識が付き,その組合せで多種類の標識が可能であった。5 重標識は放流魚の成長と生残に影響を与えなかった。放流時に最終標識し,再捕魚のその標識サイズを測定すれば,放流群毎の標準体長 SL mm と耳石長 OL mm の一次回帰式または SL=33.9 OL+521 OL/D+21.2/D−2.69(D:放流時の日齢)から,精度良く放流時の体長が推定できた。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.76.637