ポータブルX線撮影装置を用いた牛のComputed Radiography画像化因子が画質に与える影響

牛臨床におけるComputed Radiography(CR)の有用性を確立するため,管球―カセッテ間距離およびImaging Plate(IP)の読み取り時間が画質に与える影響について検討した. 管球―カセッテ間距離は画質の視覚的スコア(粒状性,鮮鋭性)に影響しなかった. IPの読み取り時間は画質の鮮鋭性と相関しなかったが,粒状性と相関が認められた. しかし読み取り時間が12時間以内の場合には問題にならない程度であると考えられた. 管球―カセッテ間距離を再現よく保つことが難しく,IP読み取り時間のばらつきが想定される牛の臨床画像診断においてCRは有用なX線撮影システムであると考えられた....

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 2010/06/20, Vol.63(6), pp.431-434
Hauptverfasser: 岸本, 海織, 住谷, 峻, 李, 奇子, 清水, 純一郎, 山川, 和宏, 滄木, 孝弘, 羽田, 真悟, 松本, 高太郎, 石井, 三都夫, 佐々木, 直樹, 猪熊, 壽, 山田, 一孝
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:牛臨床におけるComputed Radiography(CR)の有用性を確立するため,管球―カセッテ間距離およびImaging Plate(IP)の読み取り時間が画質に与える影響について検討した. 管球―カセッテ間距離は画質の視覚的スコア(粒状性,鮮鋭性)に影響しなかった. IPの読み取り時間は画質の鮮鋭性と相関しなかったが,粒状性と相関が認められた. しかし読み取り時間が12時間以内の場合には問題にならない程度であると考えられた. 管球―カセッテ間距離を再現よく保つことが難しく,IP読み取り時間のばらつきが想定される牛の臨床画像診断においてCRは有用なX線撮影システムであると考えられた.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma.63.431