ネリ力普及の現状と要因 : ウガンダを中心として
アジアでは1960年代にはじまった「緑の革命」により、土地生産性が飛躍的に増加したが、サブサハラアフリカでは、長期間にわたり土地生産性が停滞している。近年、サブサハラアフリカに「緑の革命」をもたらす可能性のある作物としてコメが注目されている。その理由が新品種ネリカ(NERICA:New Rice for Africa)の開発である。本稿では、ネリカの特徴とサブサハラアフリカのネリカ普及状況を整理した。また、サブサハラアフリカでネリカの普及が最も進んでいるウガンダにおいて、その要因を調査した。その結果、ネリカは従来の品種に比べて有利な特徴があるものの多くの国で普及の初期段階にあること、農家による...
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Veröffentlicht in: | 食と緑の科学 : HortResearch 2010-03 (64), p.1-8 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | アジアでは1960年代にはじまった「緑の革命」により、土地生産性が飛躍的に増加したが、サブサハラアフリカでは、長期間にわたり土地生産性が停滞している。近年、サブサハラアフリカに「緑の革命」をもたらす可能性のある作物としてコメが注目されている。その理由が新品種ネリカ(NERICA:New Rice for Africa)の開発である。本稿では、ネリカの特徴とサブサハラアフリカのネリカ普及状況を整理した。また、サブサハラアフリカでネリカの普及が最も進んでいるウガンダにおいて、その要因を調査した。その結果、ネリカは従来の品種に比べて有利な特徴があるものの多くの国で普及の初期段階にあること、農家によるネリカ採用には研修によって「ネリカについての十分かつ適切な情報を提供する」ことが重要であることが明らかになった。 |
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ISSN: | 1880-8824 |