品種および栽培条件の異なる飼料用米の化学組成および栄養価

平坦地と中山間地で4水準の窒素肥料により栽培された飼料用米(籾米)7品種について、化学組成と栄養価を比較した。1.籾米の化学組成は、デンプンを主とした可溶無窒素物(NFE)が7割以上を占め、可消化養分総量(TDN)も77.1〜80.8%と栄養価の高い飼料であった。2.品種については、一部で繊維成分に違いが認められたことを除いて、一般成分や栄養価に明瞭な差は認められなかった。3.栽培条件については、栽培場所により籾米のケイ酸量に違いが認められ、一般成分の粗灰分量に影響を及ぼすこと、窒素施肥量が増加することで、籾米の粗蛋白質量が増加することが示された。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:岐阜県畜産研究所研究報告 2009-07 (9), p.30-34
Hauptverfasser: 浅井, 英樹, 広瀬, 貴士, 吉村, 義久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:平坦地と中山間地で4水準の窒素肥料により栽培された飼料用米(籾米)7品種について、化学組成と栄養価を比較した。1.籾米の化学組成は、デンプンを主とした可溶無窒素物(NFE)が7割以上を占め、可消化養分総量(TDN)も77.1〜80.8%と栄養価の高い飼料であった。2.品種については、一部で繊維成分に違いが認められたことを除いて、一般成分や栄養価に明瞭な差は認められなかった。3.栽培条件については、栽培場所により籾米のケイ酸量に違いが認められ、一般成分の粗灰分量に影響を及ぼすこと、窒素施肥量が増加することで、籾米の粗蛋白質量が増加することが示された。
ISSN:1346-9711