静岡県における広葉樹の遺伝的構造(2) : 静岡県産ケヤキ精英樹のハプロタイプと開芽日との関係

静岡県におけるケヤキの遺伝的、形質的特徴を明らかにするために、県内23産地より選抜したケヤキ精英樹クローンを対象に、葉縁体DNAの遺伝的構造と開芽日を調査した。その結果、2種類のハプロタイプに分類され、安倍川・大井川付近を境に東と西に分かれることが明らかとなった。また、これらのハプロタイプの種類と、2007〜2009年に調査した開芽日との関係を検討したところ、東タイプと西タイプとの平均開芽日には1%水準で有意差が認められ、西部地域における東タイプの開芽時期は西タイプよりも遅いことが明らかとなった。...

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Veröffentlicht in:静岡県農林技術研究所研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry 2010-03 (3), p.33-38
Hauptverfasser: 山田, 晋也, 山本, 茂弘, 片井, 秀幸, 袴田, 哲司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:静岡県におけるケヤキの遺伝的、形質的特徴を明らかにするために、県内23産地より選抜したケヤキ精英樹クローンを対象に、葉縁体DNAの遺伝的構造と開芽日を調査した。その結果、2種類のハプロタイプに分類され、安倍川・大井川付近を境に東と西に分かれることが明らかとなった。また、これらのハプロタイプの種類と、2007〜2009年に調査した開芽日との関係を検討したところ、東タイプと西タイプとの平均開芽日には1%水準で有意差が認められ、西部地域における東タイプの開芽時期は西タイプよりも遅いことが明らかとなった。
ISSN:1882-8264