シソの袋培地栽培における施肥,灌水方法の検討

連作障害の回避ができ、かつ、高品質なシソを安定的に生産するため、袋培地栽培について検討した。1.培養液の組成は、シソの養分吸収特性から、園試処方と比較してカリウムとカルシウムの比率を低くし、窒素形態としてはアンモニア態窒素の比率を高めた処方が適していた。2.窒素を指標とした日施用法により、定植から草丈20cmまでは12mg/株、収穫開始期までは20mg/株、それ以降は40mg/株を基準とする。3.リアルタイム診断として、土壌溶液中の電気伝導度を目安とし、収穫期では3mS/cmを目標に、5mS/cmを超えないよう施肥量を調整する。4.土壌水分による灌水制御は、体積水分率25%(pF1.5から1....

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Veröffentlicht in:愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center 2009-12 (41), p.157-164
Hauptverfasser: 加藤, 政司, 菅沼, 健二, 三浦, 広夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:連作障害の回避ができ、かつ、高品質なシソを安定的に生産するため、袋培地栽培について検討した。1.培養液の組成は、シソの養分吸収特性から、園試処方と比較してカリウムとカルシウムの比率を低くし、窒素形態としてはアンモニア態窒素の比率を高めた処方が適していた。2.窒素を指標とした日施用法により、定植から草丈20cmまでは12mg/株、収穫開始期までは20mg/株、それ以降は40mg/株を基準とする。3.リアルタイム診断として、土壌溶液中の電気伝導度を目安とし、収穫期では3mS/cmを目標に、5mS/cmを超えないよう施肥量を調整する。4.土壌水分による灌水制御は、体積水分率25%(pF1.5から1.6相当)を灌水開始点とし、定植から収穫開始期までは1回の灌水量を0.05L/株、以降は0.1L/株とする。
ISSN:0388-7995