プロテインチップを用いた腸管出血性大腸菌O-157 : H7由来ベロ毒素の高感度検出法
腸管出血性大腸菌O-157 : H7が産生するベロ毒素には免疫学的性状および物理化学的性状が異なるが,互いに60%のアミノ酸相同性を有するtype 1とtype 2が存在する.Type 1は志賀赤痢菌が産生する毒素と同じアミノ酸配列を有することから志賀毒素や志賀様毒素とも呼ばれ,感染すると水様便,血便,発熱,腹痛などの症状を引き起こす.現在,ベロ毒素はELISAやPCRなどで検出されるが,高感度検出において困難を伴う場合がある.本研究ではProteoChipを用いてベロ毒素タイプ1・2混合物を市販製品よりも少ない量の試薬で,より低濃度の検出限界を得ることに成功した....
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Veröffentlicht in: | Shokuhin eiseigaku zasshi 2010/02/25, Vol.51(1), pp.28-31 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 腸管出血性大腸菌O-157 : H7が産生するベロ毒素には免疫学的性状および物理化学的性状が異なるが,互いに60%のアミノ酸相同性を有するtype 1とtype 2が存在する.Type 1は志賀赤痢菌が産生する毒素と同じアミノ酸配列を有することから志賀毒素や志賀様毒素とも呼ばれ,感染すると水様便,血便,発熱,腹痛などの症状を引き起こす.現在,ベロ毒素はELISAやPCRなどで検出されるが,高感度検出において困難を伴う場合がある.本研究ではProteoChipを用いてベロ毒素タイプ1・2混合物を市販製品よりも少ない量の試薬で,より低濃度の検出限界を得ることに成功した. |
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ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.51.28 |