未利用半生うどん飼料の給与が肥育豚の発育と肉質に及ぼす影響(1)
県内うどん製造業者から排出された半生うどんを市販配合飼料に50%添加した飼料を肥育後期、体重約67kgから豚に給与した。給与飼料は半生うどんを50%添加により粗蛋白質が11.8%と低下した。給与による臨床症状に特に問題はなく、1日平均増体量は各区0.83kg前後と有意な差は認められなかった。飼料要求率も3.9前後と同じ傾向であった。と体成績でも、有意な差はみられなかったが、背脂肪がやや厚くなる傾向であった。理化学的肉質検査では、試験区の肉色が淡くなり、保水性、伸展率が有意に低くなったが、かたさ、脂肪色、脂肪融点については差がなかった。背内層脂肪の脂肪酸組成では、試験区のリノール酸、リノレン酸の...
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Veröffentlicht in: | 香川県畜産試験場研究報告 2009-12 (44), p.21-25 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 県内うどん製造業者から排出された半生うどんを市販配合飼料に50%添加した飼料を肥育後期、体重約67kgから豚に給与した。給与飼料は半生うどんを50%添加により粗蛋白質が11.8%と低下した。給与による臨床症状に特に問題はなく、1日平均増体量は各区0.83kg前後と有意な差は認められなかった。飼料要求率も3.9前後と同じ傾向であった。と体成績でも、有意な差はみられなかったが、背脂肪がやや厚くなる傾向であった。理化学的肉質検査では、試験区の肉色が淡くなり、保水性、伸展率が有意に低くなったが、かたさ、脂肪色、脂肪融点については差がなかった。背内層脂肪の脂肪酸組成では、試験区のリノール酸、リノレン酸の割合が5.86%、0.22%と有意に低かった。胸最長筋中の脂質含量に差はみられなかった。官能検査では、試験区が対照区と比べ、良いと判断した割合は、「味」が約40%と低かったが、「香り」「軟らかさ」、「総合評価」において過半数の人が良いと判断した。このことから、塩分濃度が高い半生うどんを50%給与しても肥育豚の発育や健康状態に影響が無く、肉質も市販配合飼料と遜色のないことが確認された。 |
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ISSN: | 0389-3553 |