農用トラクタの運転条件が燃料消費量に及ぼす影響(3) : 代かき試験及び弾丸暗きょ施工試験

代かき及び弾丸暗きょ施工作業において、トラクタの運転条件(走行速度段、PTO速度段、機関回転速度)が燃料消費量に及ぼす影響を調査した。代かき作業ではつめの作業ピッチを、弾丸暗きょ施工作業では振動サブソイラの振動数を一定にして試験した結果、両作業とも、走行速度段とPTO速度段を高め、機関回転速度を下げて運転することにより、燃料消費量を節減できた。走行速度一定の条件で比較すると、調速レバー全開時に比べたそれらの運転条件での節減割合は、最大PTO出力の約20%のPTO動力で作業した代かき作業(作業速度約0.5m/s)では25〜40%程度、約15〜20%の動力で作業した弾丸暗きょ施工作業(作業速度約0...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nōgyō Kikai Gakkaishi 2010-01, Vol.72 (1), p.63-71
Hauptverfasser: 手島, 司, 後藤, 隆志
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:代かき及び弾丸暗きょ施工作業において、トラクタの運転条件(走行速度段、PTO速度段、機関回転速度)が燃料消費量に及ぼす影響を調査した。代かき作業ではつめの作業ピッチを、弾丸暗きょ施工作業では振動サブソイラの振動数を一定にして試験した結果、両作業とも、走行速度段とPTO速度段を高め、機関回転速度を下げて運転することにより、燃料消費量を節減できた。走行速度一定の条件で比較すると、調速レバー全開時に比べたそれらの運転条件での節減割合は、最大PTO出力の約20%のPTO動力で作業した代かき作業(作業速度約0.5m/s)では25〜40%程度、約15〜20%の動力で作業した弾丸暗きょ施工作業(作業速度約0.5m/s)では30〜40%程度であった。
ISSN:0285-2543