広島湾奥部の砂浜海岸に出現する仔稚魚
広島湾北部の砂浜海岸11ヶ所おいて小型曳き網による魚類採集を2006年10月から2007年9月まで月1回の頻度で実施し、28種以上、合計2,137個体の魚類を採集した。11定点の平均水温は12.1℃(2月)から28.9℃(9月)の間で、塩分は21.8(9月)から29.7の間でそれぞれ変動した。採集された魚類の合計種数は3種(4月)から13種(7月)の間で、1曳網あたり個体密度は1.4(1月および9月)から67.8(6月)の間で変動した。個体数における優占10種(%)は、クロダイ(30.3%)、ビリンゴ(28.5%)、トウゴロウイワシ(13.2%)、クサフグ(7.2%)、キチヌ(5.9%)、スズ...
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Veröffentlicht in: | Suisan Zoshoku 2009-12, Vol.57 (4), p.639-643 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 広島湾北部の砂浜海岸11ヶ所おいて小型曳き網による魚類採集を2006年10月から2007年9月まで月1回の頻度で実施し、28種以上、合計2,137個体の魚類を採集した。11定点の平均水温は12.1℃(2月)から28.9℃(9月)の間で、塩分は21.8(9月)から29.7の間でそれぞれ変動した。採集された魚類の合計種数は3種(4月)から13種(7月)の間で、1曳網あたり個体密度は1.4(1月および9月)から67.8(6月)の間で変動した。個体数における優占10種(%)は、クロダイ(30.3%)、ビリンゴ(28.5%)、トウゴロウイワシ(13.2%)、クサフグ(7.2%)、キチヌ(5.9%)、スズキ(5.2%)、セスジボラ(2.9%)、ニクハゼ(1.3%)、ヒメハゼ(0.9%)、アユ(0.5%)であった。瀬戸内海の他海域(大阪湾、燧灘)における過去の調査結果と同様に、広島湾においても砂浜海岸に出現する仔稚魚の種数および個体数が夏期に増加し冬期に減少するという季節変動パターンが認められた。 |
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ISSN: | 0371-4217 |