生分解性マルチ使用による土壌微生物への影響評価

農地において生分解性マルチフィルム(以下生分解性マルチ)を長期間、継続使用した場合の土壌環境微生物への影響を調査するため、生分解性マルチを使用した作物栽培試験を3年間継続して実施し、土壌環境中における微生物群集の健全性評価を行った。その結果、すべての生分解性マルチについて分解菌が検出された。また、PCR-DGGE法による微生物群集解析の結果からは土壌中の微生物叢への影響は低いと推察されたが、マルチ表面土壌とバルク土壌で微生物叢に違いが認められた。...

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Veröffentlicht in:研究報告 = Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food & R&D Center 2009-12 (53), p.9-12
Hauptverfasser: 里岡, 嘉宏, 鬼塚, 浩子, 溝添, 暁子, 中田, 一則
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:農地において生分解性マルチフィルム(以下生分解性マルチ)を長期間、継続使用した場合の土壌環境微生物への影響を調査するため、生分解性マルチを使用した作物栽培試験を3年間継続して実施し、土壌環境中における微生物群集の健全性評価を行った。その結果、すべての生分解性マルチについて分解菌が検出された。また、PCR-DGGE法による微生物群集解析の結果からは土壌中の微生物叢への影響は低いと推察されたが、マルチ表面土壌とバルク土壌で微生物叢に違いが認められた。
ISSN:1345-5974