時空間的保存法による開水路1次元非定常流解析

開水路システムにおける1次元非定常流解析手法の中から,数値振動を抑制する流束制限機能を含み,水利施設を含む内部境界条件や,流量や水深を与える外部境界条件の設定が容易であると考えられる時空間的保存法を取り上げ,簡便で内点計算と同様のアルゴリズムを用いる境界部計算法を提案する.さらに,水路勾配の変化部における計算アルゴリズムに工夫を加えることにより,常流から射流への遷移部や跳水の部分においても数値振動を発生せずに安定して計算可能な手法を開発した.また,壁面で反射する段波の解析結果と理論解との比較,勾配の変化する水路における本解析手法による定常流水面と逐次水面追跡法による水面形との比較をおこなうこと...

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Veröffentlicht in:Nōgyō Nōson Kōgakkai ronbunshū 2009/10/25, Vol.77(5), pp.517-524
Hauptverfasser: 木村, 匡臣, 島田, 正志, 外川, 喜一郎, 田中, 忠次
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:開水路システムにおける1次元非定常流解析手法の中から,数値振動を抑制する流束制限機能を含み,水利施設を含む内部境界条件や,流量や水深を与える外部境界条件の設定が容易であると考えられる時空間的保存法を取り上げ,簡便で内点計算と同様のアルゴリズムを用いる境界部計算法を提案する.さらに,水路勾配の変化部における計算アルゴリズムに工夫を加えることにより,常流から射流への遷移部や跳水の部分においても数値振動を発生せずに安定して計算可能な手法を開発した.また,壁面で反射する段波の解析結果と理論解との比較,勾配の変化する水路における本解析手法による定常流水面と逐次水面追跡法による水面形との比較をおこなうことにより,手法の検証をおこなった.
ISSN:1882-2789
1884-7242
DOI:10.11408/jsidre.77.517